食事の理想のバランス

私が食事をする際に気を付けているのは、主菜や副菜などのバランスを整えて、五感も含めて満足できる内容にすることです。

 

この理想を追求するために、何度も試行錯誤を重ねてきましたが、どちらが偏っても駄目なことも分かりました。

 

主菜に肉類を選んだときには、副菜には野菜類の和え物や炒め物を用意することにしています。

 

さらに、脂っこい肉料理を添えるときには、さっぱりとした酢の物を添えたり、消化酵素が豊富な大根やキャベツのサラダを加えたりすることもあります。

 

このような工夫をするだけでも、食事の全体的なバランスが向上して、栄養価も総合的に摂れるようになったと思います。

 

食事の理想のバランスについては、五色五味も重要だと思っています。

 

肉や野菜などの材料を5種類の色に分けて、全てをバランスよく組み合わせる方法です。

 

私の食事では、黒色の食材は海藻や黒ゴマを利用して、ビタミンやミネラルの補給源にしています。

 

五味は料理の味付けの基本でもあり、微妙なバランスを整えるためにも重要だと思っていました。

 

甘味だけを強くすることはやめて、他の味も微妙に含ませる内容にすると、食事のバランスも良くなるようです。

 

この基本に忠実になると、素材に対して余計な手を加えることもなくなります。

 

私の場合には、かつては塩辛さだけが際立つ料理を作ることも多かったのですが、調理の段階で旨味や辛味も適度に加える方法に変えると、薄味であっても満足できる食事になりました。